膝に水がたまる

膝の腫れ-すなわちこれは「膝に水がたまった」という症状であり、学術用語では「膝関節水腫」といいます。
人間の身体は体内に異常が生じるとそれに対して「炎症反応」という反応がおきます。例えば風邪を引いた時に熱がでるのは体内に入り込んだ風邪のウイルスに対して体が反応し、それに戦っているためです。このように多くの場合は炎症反応は熱や腫れなどの症状を伴います。
変形性膝関節症で膝に水がたまるのは膝に大きな負荷がかかったときに関節の滑膜が滑膜炎という炎症反応を起こし、そのために多量の関節液を作りだしてしまうためなのです。
滑膜炎によって膝に水がたまった場合、水を抜いてみると少し黄色がかった透明な液状をしています。
もし膝の関節液が赤かったり、濁っていたりした場合は関節内の出血や、軟骨・半月板の異常など、他の原因を考える必要があります。