変形性膝関節症の病状進行のプロセス

変形性膝関節症が悪化していく場合、だいたい以下のような経過を辿ります。
1.一部の膝軟骨の表面が痛むことで毛羽立ち、軟骨層の脱落が起こる
2.軟骨層の脱落がより広い範囲にわたってみられるようになる
3.軟骨層の脱落により、半月板・靭帯がダメージを負って膝関節が全体的に炎症を起こす
4.膝関節が炎症を起こすと関節水腫が発生し、徐々に痛みもひどくなっていく
5.膝関節への大きな負荷や痛みを分散させようとして骨が変形していく
6.関節軟骨は完全に消滅し、軟骨の下の骨の表面が露出、硬くなる
7.そこに腫骨嚢腫ができる
8.表面に露出した骨もが摩耗して膝の変形がひどくなる
このように変形性膝関節症を放置していくと膝そのものの変形まで起こってしまいます。そうならないように早めに診断することが大切です。