変形性膝関節症の手術の種類

変形性膝関節症に対してはまず保存療法が試されますが、それで効果がなかった、または病状の進行をくいとめることができない場合は、手術療法が選択される場合もあります。
手術療法には以下のような種類があります。
・関節鏡視下手術:関節鏡を使用して関節内の半月板などを切除する方法
・高位脛骨骨切術:すねの骨を斜めに切って大腿脛骨角を修正し、O脚、X脚をなくした上で再び脛骨を接合する方法
・人工膝関節片側置換術:膝の痛みが強い部分を人工関節に置き換える方法
・人工膝関節全置換術:膝関節全体を人工関節に置き換える方法
人工膝関節全置換術が適用されるのは55歳以上、高度のO脚やX脚、屈曲拘縮が10度以上、骨粗鬆症が進んでいる、膝関節が細菌感染していない、両足の膝が罹患している、早期の社会復帰を希望している場合などです。