機能的装具・サポーター

膝の機能的装具は、膝の安定性を高めたり、膝への負荷を軽くすることを目的とする装具です。プラスティック製の枠や金属の部品、バンドなどからできており、装具自体がやや重いこと、装着が少し面倒なのが欠点です。
しかし、足底板やサポーターに比べると安定感があり、負荷も軽くなります。そのため、膝の変形が進んでいる場合でもある程度の効果は期待できます。
サポーターについては、サポーターそのものには強い矯正力や安定性はありません。むしろ装着することによる精神的な安心感、安定感が主な効果です。
伸縮性の素材だけでできているタイプや金属の支柱が入ったタイプなどがありますが、きつすぎないものを選んで使うとよいでしょう。
サポーター使用上の注意としては、以下のような点があげられます。
・保温を目的として、きつく締めないこと
・2時間以上の長時間着用は途中で緩めるなどして血管の循環を妨げないようにすること
・炎症のあるときの着用は整形外科医に相談してからおこなうこと
・しめつけの強いサポーターは夜寝る前にははずすこと
・膝の動きを制限するので、車の運転時には着用しないこと